【1】①エアジェッターが誕生した経緯

〔1〕1971年6月水質汚濁法が施行されました。

  • 日本における「排水処理=活性汚泥法」の本格始動です。
    現在、広く普及している「1章の活性汚泥法の基本型」がスタートしました。
  • 同時に「基本型以外の活性汚泥法」も数多く試行されました。
  • 例えば、回転板法が最も代表的な例です。
    1972~1986年の約14年間で日本で設置された回転板の基数は、2566基と公表されています。
    性能は期待はずれでした。新規の設置はなかったと思います。
  • 時は同じ頃、「オゾン処理法」と「膜処理法」の一次ブームが試行されました。
    両方式共、成功しませんでした。

〔2〕2000年頃、「活性汚泥法の基本型」に集約しました。

  • 活性汚泥法の処理能力は、原水のBOD濃度で表示されます。
    「活性汚泥法の処理能力」ですが、
    (曝気槽における)    BOD容積負荷=800g/㎥→0.8kg/㎥
    〔注釈〕1㎥の曝気槽で何kgのBOD量を処理できるかを示した式
    (付帯条件:曝気槽の容量は原水量と同量に設定されています)

〔3〕活性汚泥法の基本型の欠点

  1. BODの容積負荷=0.8kg/㎥と低い。
  2. BOD等の酸化槽が曝気槽だけなので、余剰汚泥の量が多い。
  3. 原水のBOD濃度が800mg/ℓ以上の場合は、「加圧浮上槽」を設置して対応していますが、加圧汚泥の発生量が嵩み、経費が増加します。 

〔4〕調整槽の有効活用

  • エアジェッターの使用開始は1995年頃です。
    当初、エアジェッターの役割は
    BOD=800mg/ℓ  N-Hex=80mg/ℓの原水を      
    BOD=800mg/ℓ以下  N-Hex=30mg/ℓ以下
    までエアジェッターで処理する事でした。
    処理水の放流先が「下水本管」といった「好条件」も相まって6つの食品工場の「加圧浮上槽」と「脱水機」を廃止することが出来ました。大雑把な表現をしますと、100万円/月かかっていた出費が、約25万円/月と縮小しました。
  • 2017年頃、エアジェッターを改良して処理能力を改善しました。現在の型式=3H型です。
    BODの処理能力は、BOD=1600~1800mg/ℓが実績例です。